さて、大・実験室稽古開始から6月に入りました。
本番まであと1か月ちょっとというこの時期にやってきた新入部員。もちろん、出演希望です!
お芝居を観るのが大好きだったという観劇女子のHiromiちゃんでしたが、自分が演ずるのは全く初めて。
できれば郵便局物語に出られるくらいだったらうれしいな~…と思いつつの初部活で、部員一同がざわつきました。
「コイツ…デキる!!!」
何がデキるって、別にすごくセリフ回しが達者だったりとかではないのですよ。
ただ、大多数の人が「演技します!」って時に陥りがちな
「演りすぎ病※1」に、まったく罹患していない!!
天然の抗体が備わっていたと思われるのです。
※1「演りすぎ病」…演じようと身構えるあまり、無意識的にセリフや動きに過剰なデフォルメを加えてしまう病気。自覚症状が無い為発見が遅く、また完治しづらい。
え。今の、素ですよね?
「郵便局物語」は、最初の2シーン目までは全シナリオで一貫して同じ。
なので、ご本人のキャラクターに合わせて書いているわけではないんですよね。
それなのに、Hiromiちゃんの初読み合わせ…まるで自分のために書かれた脚本かのようなナチュラルさ。
そうなんですよ。変に作ったりがないんですよ。
これはあ~た。
かなり得難い才能なんですえぇ実は!
そして30代という若さ(もちろん最年少)の記憶力&回転の速さも相まって、
初心者にはかなりハードルが高いと思われる20分強の二人芝居
「郵便局物語・宝の地図 夢の国篇」の
藍那ちゃんのパートナーに見事決定したのでした!
その後も稽古が進むにつれてどんどん増えてくる演出に、する~っとくっついてくるHiromiちゃん。
こっちが意図していなかったタイミングで爆笑ムーヴメントをぶっこんでくるなど、とにかく彼女がこの芝居で果たした功績は計り知れない…もしや天才なんじゃないの!?
このタイミングで出会えたことにしこたま感謝するとともに、ホウシヤマはきっと彼女を一生離さないであろう…役者としてのHiromiちゃんに、呪いにも似たリスペクトを禁じ得ない部長でした…!
次回作、出てくれるかなぁ…え~もう出る体でアイデア絞ってるんだけどなぁ…なんて思っている、今日この頃でございます。
彼女のデビュー作「郵便局物語・宝の地図 夢の国篇」は、DVDでごらんいただけます。
役者Hiromiにご興味おありの方は、「狐狸通るショップ」よりぜひお買い求めくださいませ♪
未知の可能性を秘めた爆弾娘Hiromi、君の行く先を私は見たい…!!!
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