top of page
執筆者の写真真珠 法師山

花魁幽霊な人々 1.おりんなエステル餅美

はいっ!

てなわけで花魁幽霊な人々やって参りましょう~88888✨


まずはやっぱり主役の、この方から♪



おりん役・エステル餅美!!


餅美、実は正真正銘の

お芝居初心者。舞台経験は小学校でのおむすびころりん(ヒロイン・おばあさん役)と、中学校での出てきていきなり台風で死ぬ役(謎)のみ。


それでこれだけの大役をやり遂げたんだから、とにかく大物です。


もともとヴォーカルの生徒さんとして、ホウシヤマのレッスンを受けてくれていたのですが、

その時から変わらず彼女のスタイルは

「理屈抜き」。

とにかく感性で動くし、それが鋭いんです。

理屈じゃないので、感性に届かないところは若干時間がかかります。でも、時間をかけて自分で取り込んだらものすごい変化がいきなりやってくる。

それが面白すぎて、実はヴォーカルでもいくつかレッスン動画を作らせてもらってました。

こんな感じw



この感性の鋭さと野生の勘は、間違いなく舞台で生きると思ってました。

そして思った通り、見事に彼女は自分の役割を果たしてくれたんです。



実を言うと、影の努力が一番すごかったのも彼女でした。

今回慣れていない方が多いのはわかっていたので、セリフ合わせとかやりたかったらいつでも夜オンライン稽古するからね~と言ってありました。

今日やりたいです!という人が一人でもいたら、LINEでチャット稽古してたんですよね。

そんで餅美。

彼女、稽古開始からかなりの頻度で、毎晩毎夜ホウシヤマと二人でコソ練してたんですよ。


立ち稽古が始まり、まず初心者が一番難しいだろうところが「動きの段取りを入れながらセリフを言う」ということ。

やっぱり餅美も、そこはとても苦労していました。どうしても不自然になってしまうところ、どうしてもセリフが抜けてしまうところ、やっぱり多々ありました。


でもそれを補って余りある、彼女の物語への感性の鋭さ。


ある程度稽古が進み、クライマックスシーンをやるようになった時、彼女に言ったことがあります。


ここでおりんが覚悟を決めるからこの物語は結末に向かう。

逆にここでおりんが変わらなかったら、この物語はオチないんだよ。


この直ぐ後に変わった、ということはありません。

でもそんなに心配してませんでした。

だってこの人、いきなり変わるんだもん^^;


で、結果は。



さすがにここまで読んでくれたみなさまは、もうご存じよね♪

なに、まだ観てない?


配信チケット、11/26まで買えますからねw


彼女が稽古場でつらそうな顔を見せたことは一度もありませんでした。

(一人どこかの宇宙へ飛んで行っていたことはよくありましたw)

この物語がこのように出来上がった大きな要因の一つは

やっぱり彼女です。



エステル餅美。

ただモノではない「ただの人」。

それだけに得難い人物が、私のもとに居てくれたことが

「花魁幽霊」の一番大きな奇跡だったかもしれません。


花魁幽霊にかかわってくれて、本当にありがとう。

閲覧数:30回0件のコメント

コメント


bottom of page