花魁幽霊な人々、4人目は黒一点のあの方。
典三役の宮崎真一氏!
毎回女性パワーに圧倒されつつも、男一匹博奕打ちの典三として、しっかり舞台を支えてくださいました!
宮崎さんは、実はホウシヤマが代表を務める(一体いくつあるんだw)タップダンスサークル「金町タップ」のメンバー。
もともと映像を中心に芸能活動をしておられた宮崎さんですが、活動の幅を広げるためタップダンスに挑戦しようと、金町タップの門を叩いてくれたのがきっかけでした。
まぁその~、正直言いますとね。
このルックスじゃないですか。んで舞台経験もあるっていうじゃない?
(次回作には是が非でも出てもらおう)
とか、最初に会ったときから思ってたんですよワタシ爆!!!!
そしてこのほど、本公演上演が決定し、まず真っ先にお声がけさせていただいたと、そういうワケなんでしたw
お声がけさせていただき、出たい気持ちはあるものの…と初めは少し渋っていらした宮崎さん。
お話をお伺いすると、そこには「若い子だけじゃないんだ…」という舞台事情の闇がありました。
要するに、いわゆる「ノルマ地獄」です。
宮崎さん、何度か舞台を踏まれたということでしたが、出演にあたってはノルマ分が自己負担となる舞台ばかりだったそうで。
それで疲弊してしまい、舞台に立つのはやめてしまったそうなんです。
コチラでの募集要項にも詳しく載せていますが、
狐狸通る本公演では、出演にあたっては出演者に金銭的な負担を強いることはありません。
稽古場・劇場までの交通費と、ご協力いただける範囲内で小道具や衣装等を揃えていただくことはありますが(難しい場合は当方で負担しています。)、
どんなキャリアの方でもノルマなしチケットバック制をお約束しています。
わたしが、いやだからです。
お金を出してでも出演したい舞台なんてそうそうあるわけないですし
逆にそんな舞台、こちらがいくらお金を出したって(うん百万単位なら別でしょうけど)
出させてもらえません(笑)。
そこのところをきっちりお話したうえで、ご出演を快諾いただきました。
ら!
なんと宮崎さん、怒涛の勢いでお客さんを呼んでくださったんです!!!
出演者が自らお客さんをバンバン呼んでくださる、お知り合いに広くお声がけくださることって
制作側からするとこんなうれしいことはありません✨( ;∀;)
ないんです✨✨
最初はなかなかセリフと動きが入らず、また劇中では烈にボロカスにイジメられて(;'∀')
正直宮崎さん、本番まで大丈夫かなぁ…なんて不安に思ったときもありました。
が、稽古中盤から、彼の中で何かが変わったようで
少しずつ落ち着いて、自身の「典三」を表現されるようになったんです。
それは本番中もずっと続いていて、
日々典三として変わっていく宮崎さんがそこに居ました。
本番で芝居が変わってしまうのって、
本来であれば演出としてはつらいところなのですが、宮崎さんの場合
ワタシはとても楽しく、うれしく見ていました。
だって、役に嵌まっていく自分が、ご自身にとってとても楽しそうだったから。
博奕打ちの典三とは真逆の、真面目な宮崎さんだけに、典三役は本当に大変だったと思います。でもだからこそ、こちらとしては非常に見ごたえがありました。
今回の舞台は、宮崎さんにとってどんなものになりましたか?
今度、ゆっくりお話聞かせてくださいね。
本当にお疲れさまでした!
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