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執筆者の写真真珠 法師山

花魁幽霊な人々 5.お京なHiromi

来ました。来ましたよ。Hiromi役のお京が!!


って散々いじってホントにすみませんw(←だっておいしすぎる!!!)

大人の演劇部発表会でその奇才を開花させた、Hiromiです。


え~御礼Blogでもさんざん彼女についてはお話したと思いますが、

とにかく彼女がいたから花魁幽霊はあれだけのボリュームになったといって過言ではないでしょう。

話の筋を全く左右しないのに、いなきゃ全く芝居が成り立たない…そんな役柄って、相当稀有だと思いませんか。


さて、彼女との出会いは実はほぼ半年前。

この夏、7月に上演した大人の演劇部発表会「大・実験室」の出演部員募集でやって来たのが彼女でした。

その時点で演技経験はきれいさっぱりゼロ。しかも稽古参加は6月からというから、ほぼ1か月という超短スケジュールで稽古から本番へと臨んだのです。


ちょっとその時点でスゴイと思うんですけど爆笑!!!


全くの初心者ということで、舞台経験もある事務所所属者の北田藍那さんとペアを組んでもらい、軽めのお芝居をしてもらうつもりでした。


が。


稽古が進むにつれて、彼女の奇才がどんどん漏れ出してくる…なんだこの感性は、テンポは、間合いは、ナチュラルさは!?


我々実は、部長(ワタシ)副部長(まつもとみほ)とも、演じてますよという演技に懐疑的なタイプ。どれだけ自然にその場に居られるか、空気を感じて受け答えができるかというところに演技のウェイトを置いています。


彼女、すっぽりそこにハマったんです。全く初めてでこんな人、見たことない。


セリフが入ってくると(これも二人芝居で20分という、一人当たりのセリフ量はかなり多い脚本でしたが)またこれが、絶妙なタイミングでアドリブぶっこんでくる。いや、ホントはしばらくやってたでしょ!もしやお笑い出身では!?

と疑ってしまうほどでした。


そんな「大・実験室」は大成功に終わり。次は本公演だけどどうする?

いや、もちろん出ます!


うん、濃いね~!!

というかもうあなたのいない舞台はホウシヤマ、想定していませんでした。確実にこれは面白くなる。彼女がいる限り。

そこまでの絶大な信頼を寄せるのに、出会いから2ヵ月もかかってないんだからすごいですよね。



そんなHiromiには、今回身体も張ってもらいましたw

盗賊団の首領・おりょうさんとちょっとしたバトル。おっ、動けるじゃん!というのが正直な感想。

相手を強そうに見せるには、受ける側も「デキるやつ」の動きをしないといけないよ。

そんなこっちのオーダーを瞬時に理解し、実践してくれました。

やっぱすげぇ。



特に彼女の技量を感じるのは、一人語り(フィーチャリング淳二w)とせんべい回し、そして宴会等のシーンの絶妙なガヤです。

最初の稽古で何も言わないのにいきなり淳二ぶっこんできたときは(いやもちろんそのつもりで書いてたんですけどね!)

もう感動であごが外れましたよ(盛りました嘘です)。


花魁幽霊でいただいた笑いは、おそらく80%以上は彼女の力です。笑いを起こすにはその部分だけ面白くても無理。笑える空気がそこにずっと流れていないといけないからです。


これから、彼女とどこまでお芝居をやって行けるかわかりません。でも彼女となら、私がこれまで見たくても見られなかった景色が見られるのではないかと思っています。


最後にもう一度言いますね。

お京

最強。


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