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執筆者の写真真珠 法師山

花魁幽霊な人々 7.おしのなまつもとみほ


って、全部ひらがなだなぁ…


なんて思いながら、最後の一人にして最重要人物。

お待たせしました。まつもとみほです。



2022年の年明けから始まった「大人の演劇部」に、初回から参加。7月の演劇部発表会「大・実験室」では2作品2役をこなす(やらされた?)大活躍を見せ、大人の演劇部副部長に就任(させられた…?)という、もはやホウシヤマにはなくてはならない人物です。



今回、鈴喜屋女子3人組(通称せんべいガールズ)のみほちゃん、Hiromi、餅美については、実は本を書き始める前から何となくイメージが固まっていました。


今思うと、出演者オーディションの前。な~んとなく集まって本読み(花魁幽霊ではありませんが)などしていたころから、この3人の醸す空気感は感じていました。

「花魁幽霊」はあやちゃんの事情で出来上がった役どころでしたが、その舞台が鈴喜屋という置屋になったのは、そこにいたのがこの3人だったから。といってもよいでしょう。


コメディエンヌHiromi、天然餅美。そしてクールミントレディみほ。

そうなんです。今回、みほちゃんに関しては


本当にお人好しで気のいい優しい女将さん

役にぴったりはまっていた

「被害者いないけど」が好き(←個人的に好きなご感想だったw)


等々のご感想をいただき、よっしゃと思っておりましたが

ホントは彼女、めったに感情が表に出ない

永久凍土が如く穏やかな「地獄の凪」。


あ、それは言い過ぎ? 言い過ぎた??ごめん^^;


「大・実験室」でのシニカルな役やちょっとヤバイ人の役は、多分そこまで苦労しなかったと思うんです。

が、今回の役は、

親友の忘れ形見を我が子のように大切に育ててきた愛情深い女将さん。



い~や、真逆じゃん爆!?


いや、真逆とは言わないですよ。事実彼女は愛情深く思慮深く、優しい人です。

でもそれを表にはあまり出さないですし、そういう対象も特定の相手に限られたものだったと思います。


でもおしのさんは、わりかし誰にでも愛を分け与えちゃう人。

愛情の垣根が地表2㎝くらいしかない人なんです。


そんな彼女に、ホウシヤマ敢えて、おしのさんのような役をやってもらいたいなと

大・実験室の時から実は、思っておったのですよ…。


自身のBlogで、彼女はこう書いていました。


「人は人、自分は自分」って感じで我関せずで40数年生きてきたわたしが、優しいおしのさんをね、優しさを全くもって分からないわたしがやらなければならないという難しさ。でもコレが役者の醍醐味でもあるのかななんて。自分の中から自分と役が混ざった違う人間が出来上がっていく感じ。

これを読んだときは、思わず鳥肌が立ちました。(すんません勝手に引用しました。)


デスヨネ。その感覚、芝居じゃないと絶対に経験できない。それをあの時間あの場所で、私たち共有していたんだなぁと


こういう人と芝居ができて、本当に幸せだった。


それだけにやはりおしのさんは、見ごたえがありました。

おしのさんもね、何ならだんだん変わっていくんですよ。エピローグでのおしのさんは、あれは完成形に近かったのかなと思いますが、もうほら。

もう出来上がってた。


ちゃんとおしのさんでしたよ、みほちゃん。


花魁幽霊は、多分我々の活動のスタイルが若干特殊ということもあると思いますが、

上演中にもどんどん役者が変わっていく。

そんな作品だったと思います。


またやりましょう。次はきっともっとすごいことができる。

自分らどこまで行けるか、試してみたいよね。

みたくない?みほちゃんw


じゃあ最後に、

一番楽しかった思い出を共有します…!!



最終稽古、テンション上がりすぎておかしくなっていたホウシヤマと実はベイベー仲間だったことがバレたみほちゃんの図です。


楽しかったね!!!

またやろう^^*

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