面子紹介・その1 まつもとみほ
- 真珠 法師山
- 2024年9月19日
- 読了時間: 3分
さて。今週初めの初顔&読み合わせから始まって
お稽古もずいぶん進んできました。
順調です。順調すぎてなんだか怖いです。いや、なんかあるんだろ、って気がします。
小心者です。
というわけで(何もつながってませんが)、
今作「不知山異聞~仰天吃驚祭~」キャスト紹介行ってみましょう。
まずはやっぱり、この方から!

小鳩役:まつもとみほ
狐狸通る本公演は3回目の出演、大人の演劇部発表会は第1回からコンプで3回の出演。
この3年間で計6回ホウシヤマのお芝居に出演してくれている、狐狸通るの看板役者です。
いつもはキャスト紹介、ご本人さんからコメントをいただくんですが、
それはまた後半に置いといて、まずはホウシヤマ目線で勝手にご紹介しちゃいたいと思います。
ちなみにこれまでの作品では、こんな役を演じておりました。
第2回公演「花魁幽霊~鈴喜屋騒動の顛末~」では、気丈なしっかり者だけどぽんよりした雰囲気が絶妙な、置屋の女将・おしのさん。
第3回公演「お取替えいたしますか?」では、おばさん想いの優しいニート女子を演じました。
決して器用なタイプではなく、だからこそ体当たりで役に臨む彼女。
ですが彼女に初めて会ったとき「えっ、お芝居やってるの(マジ)!?」と
吃驚仰天したほど、なんというか、あまり自分を出さないタイプの大人しいイメージの人でした。
いやパっと見は今もそうなんですが。
彼女は、役になり切っちゃったり役柄でガラっと変わってしまったり、
というタイプの役者さんではありません。
ところがいろんな役がやれてしまう。なんでかっていうと、
その役をごくごく自然に自分の方に引っ張ってこれてしまうからなんですね。
だから彼女の役を書くときはいつも、
彼女がやるとどうなるだろうか?ということをあんまり考えません。
考えても無駄だからです。あ、いい意味で。
こう持ってきてほしいな~という作家の思惑を
結構覆してくるんです、彼女(笑)。
しかもそれが別に、不自然でなかったりする。
演出家としては、すべてを自分に引き寄せるのではなく
全く違う表現も見出してほしいという気持ちがあるので、わりとわざと
本人像とかけ離れた役を振ったり、そんな表現を求めたりもするんですが、
その私の要望と、彼女の表現がうまい具合に化学反応を起こしたときに
彼女でしか実現できない面白さが生まれたりする。
結構、不思議な役者さんです。
その不思議な役者さんが今回演じるのが「小鳩」、ズバリ不思議ちゃんです。
彼女の役どころは、いつもものすごく目立ったりおいしいところがあるわけではないけれど
そこにいないとどうしてもお話にならないという、陰の立役者、
いわゆる縁の下の力持ち、芝居のかなめの役ばかりです。
そしてもちろん、今回もそうです。
まつもとみほとホウシヤマがうまく化学反応を起こせるかどうか
みなさん、ぜひその目で、会場でご覧になってくださいね。
その2は天才コメディエンヌ、Hiromiをご紹介します♪
乞うご期待!!
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