2023年4月 ①Iさま
イベント開始時、偶然Open Heartさんに立ち寄られたお客様。
箱庭やってみたかった! ということで、そのままセッションの流れになりました^^*
イベント最初のお客様、Tamaもドキドキわくわくでセッション開始です!
Iさまの箱庭です。全体を3つにわけるよう水路が走り、小高いところにマリア様がいらっしゃいます。
なんだか神聖な感じがする箱庭ですね。
ご本人側からは見えないのですが、手前の島にはご自宅と柵に囲まれたお庭、お宅の裏には実を付けた果樹が植わっています。
「手前の島は自分が住んでいる島です。
で、左奥の島はパラダイスというか、リゾートというか、たまに遊びに行くような。
ウミガメが産卵するような、とてもきれいで豊かな島です。
右奥には神聖な場所があります。高い山のようなところに、神様がいるというような。」
と、ご説明いただきました。
箱庭を見るとき、我々はだいたい4つに区切って見ています。
右下は家庭や近しい人間関係、右上は職場や広い交友関係、社会とのかかわり。
左下は内面の意識できる自分で、直感やひらめき、ダイレクトに想いや感情が現れるところ。
そして左上は、その人の一番大切な部分。
価値観や考え方、その人を「その人」たらしめているものが現れる、とされています。
で、やっぱり四隅というか、全体が4つに分かれるパターンが結構多いのですが、
今回は、3つでした。
注目したのは、自己の内面と家庭(社会の中で自身の基盤となる部分)が一体化していることです。
ご家族構成は?と伺うと、
「今は一人暮らしです。娘は結婚して別に住んでいて、孫もいますので。」
お一人で静かに暮らしていらっしゃる、ということ。
なるほど、だから自己の内面と家庭は今一つになっているということなんですね。
「ちょっとそれが、しんどくなってきてはいるんですよね。
娘の家にも、用事もないのに行くのは気が引けるし、友達もみんな仕事をしていますし。」
実はIさん、現在お仕事をやめてお休み中なんだそうです。
少し心が疲れてしまったようで、今は何もせずにゆっくりしましょうとアドバイスされた、とのこと。
でも、やはり人とのかかわり、社会とのかかわりが極端に減ってしまったことは、
それはそれでしんどいことなんですね。
Iさんの社会性の部分には、多くの人が信仰を寄せる聖なる地がありました。
「ここは、静かな場所です。今は私以外誰もいません。
マリア様の像があって、みんなが祈りに来るような場所です。」
(Iさんもここにはよく来る?)
そうですね、たまに来ます。」
鎌倉の大仏のような観光地化された場所ではなく、キリスト教の大聖堂のような真の信仰の場所だそうです。
ちなみに各島へは、水路に置かれた船で行けるそうです。
この船は、手漕ぎボートなんですって。
社会性のところに聖なる場所がある、ということは、
Iさんにとって仕事をする、人とかかわるという社会とのつながりがとても尊いもの。
自分に救いを与えてくれる場所が「社会」だという気持ちがあるのだと思いました。
ただ、いつ行ってもそこにはあまり人がいないそうです。
マリア様のところに行くには、手漕ぎボートで行かなければならない。
もちろん遊びや息抜きの場所に行くにも。
結構、「さぁ行くぞ!」っていう気力と体力が必要ですよね。
それだけ今は、自分から足を延ばすのが大変。
だけど、大変な思いをしてでも行きたい場所ということなんじゃないでしょうか。
そして本質の場所に、美しい手つかずの、でも人を拒んでいない大自然がある。
うん、Iさんはだいじょうぶ!ボート漕ぐ体力もあるし!
ちょっと今は、ボート漕ぐ気力がなくなってるだけなんじゃないかな。
そんな風に見させていただきました。
ところで、生き物がカメさん以外いないこの箱庭。ちょっと寂しくないですか?
ということで、
「ココに遊びにくる人(いや、人じゃなくても)がいたら、ぜひ連れてきてあげましょうよ。」
とお誘いしました。すると…。
はい、ねこちゃんとアヒルさんが^^*
「わぁ~、なんか突然生活感というか、生きてる感じがしますね!」
ホントですよね♪
Iさん、ねこちゃんはずっと飼われていて、もうご家族同然なんだそう。
そしてアヒルさんは…。
「(なんだか、ちょっとお孫さんぽくないですか?)
ホントですね~。後ろ着いて来たり、餌もらったり(笑)!」
ぜひお孫さんをお家に招く機会を増やしましょうよ。
あと、今は花を飾ったりはしていないというIさん。
「箱庭のお家に果樹を植えられてるくらいですから、
ぜひ実際に花や植物を育てましょうよ。
切り花買ってきて生けるだけでも!」
とお伝えすると、
「そうですね、お花もだし、水菜とか食べられるもの植えてみます(笑)。」
はい、実のなる木を植えてますもんね♪
社会性のところにある聖なる場所は、
本当の寺院や教会等、宗教性のあるものでなくても
例えば植物園や動物園、生命力や癒しをもらえる場所
もっと言えば一杯のおいしいコーヒー。
それだけでもいいんです。
いまは大変かもしれませんが、できるだけ頑張って舟を漕いで
ご自身が癒される時間を積極的に作りに出かけてください。
そのようにお話して、クローズさせていただきました。
わぁ、やっぱりちゃんと書こうとすると長くなっちゃいますね^^; このBlogはTamaのセッション記録と、ご体験者様へのフィードバックもかねておりますので
なにとぞご容赦くださいませ。
Iさまの明日からが、ちょっとでも楽しいものになりますように!